正月デポルムまつり
- 期間 : 2月中
- 会場 : 梧木橋及び安養川河川敷
正月」は一年の最初の月を意味し、「デポルム(大きな十五夜の月)」は一年で最も大きい月という意味の陰暦1月15日のことだ。典型的な農耕社会だった過去の韓国において、正月の十五夜は一年の農作業の始まりと村落の住民の安寧と豊年を願う大切な名節だった。
その伝統と歳時風習が現在にまで伝わっているのが正月デポルムまつりだ。この日、梧木橋と安養川の河川敷では人々が集ってユンノリや凧揚げ、クスルチギ、投壷遊びなどを楽しみ、デポルム行事の白眉であるチュィブルノリもする。
空き缶に火を入れて回したり、空き地に火をつけたりするチュイブルノリは、1年の厄を焼き払うという意味を持つ伝統行事だ。この時期には汝矣島一帯の漢江の川辺に数多くの凧が上がる景色も演出される。